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- 「デジタルマーケティングの定石」を読んだ人
- マーケティングについて興味を持っている人
- マーケティングについての本を探している人
最近、SNSやブログなどをやっていく中でマーケティングに悩むことが増えました。
というのも、ブログも約4年間行っていてある程度の流入はあるものの、追加で増やすのに手詰まり感があるからです。
ちょうど本屋に寄ってみると、ビジネス書のピックアップコーナーにある本を発見しました。
それが、「デジタルマーケティングの定石」です。
今回は、この本の感想について書いていきます。
レビュー

概要
◎「成果の出ない施策」に終止符を打つ1冊
Amazon
多くの企業・マーケター・コンサルタントが「成果の出ない施策」を繰り返してしまうのは、デジタルマーケティングの「定石」を知らないからです。
そのせいで、「成果の出ないことがわかっている施策」を再びゼロから作り直してしまう「車輪の再発明」が、いたるところで起こっています。
これは、「経営資源の無駄づかい」以外の何物でもありません。この「車輪の再発明」に終止符を打つのが本書です。
◎3万サイトの定量分析×ユーザ行動観察の定性分析をベースに、デジタル活用の「正解・不正解」を一刀両断
著者の垣内勇威氏は、レポート・Twitter・セミナー講演などでデジタルマーケティングの知見を発信し、
マーケター・コンサルタントから経営者・マネジャーまで幅広い層から支持を集める人物。
その痛快かつ明快ながらも共感と納得感を誘う語り口は「垣内節」とも呼ばれています。
その「垣内節」の説得力を支えるのが、3万サイトの定量分析とユーザー行動観察の定性分析を掛け合わせたコンサルティング経験です。
本書ではその知見をもとに、デジタル活用の「正解・不正解」を一刀両断します。
・デジタルに「できること」「できないこと」を理解する
・最新技術・バズワードは「魔法の杖」ではない
・ビジネスを変革する「デジタル人材」はどこにいるのか
・A/Bテスト・SEO・アトリビューションは無駄
・「5名の行動観察」は「データ分析」に勝る
・最短・最速で「ゴール直行」できる仕掛けをつくる
本書を読んで、デジタルマーケティングの「定石」を理解すれば、最新テクノロジーやバズワードに振り回されることなく、
無駄や非効率なやり方を根こそぎ排除し、コストパフォーマンスの高いデジタルのよさを最大限に活かして成果につなげられます。
さらには、デジタル化によって事業を速やかに再構築し成長させる「デジタル戦略」「DX戦略」立案の一助になるはずです。
本を読んだ感想

基本に立ち返ることのできるいい本でした。
マーケティングの本質は何かということをこの本は教えてくれます。
最近は知識が増えたことによって逆に何を改善したらいいか悩みすぎていました。
しかし、マーケティングも問題解決と同じで、問題の本質解決するという点を思い出しました。
じゃあ、マーケティングの本質に何を学んだかというと主に下記の3つです。
- 顧客主導
- ゴールまで最短設計
- 目的を明確にする
基本的にはこの3つを押さえておけば、マーケティングで失敗することはありません。
詳細はそれぞれ下記で説明いたします。
顧客主導
簡単にいうと、顧客メインで考えるということです。
企業や自分自身の自己満にならないように気をつける必要があります。
企業ページなどでよくわからないポエム文章などが製品のキャッチコピーとして使われていますよね。
しかし、それだと何が解決できるか伝わらない自己満文章でユーザーのことを一切考えていません。
こうならないようなサイト設計やカスタマージャーニーを意識してキャッチコピーなどを作る必要があります。
そして、顧客のことを理解するためには、アンケートなどで生の声を聞くことが重要です。
データだけでは何を考えて行動しているか想像するしかできません。
だから、しっかりとユーザーの行動を把握するためにユーザーの声を聞く必要があります。
そうしなければ、ユーザーのことを考えていない自己満のマーケティングになってしまいます。
結局のところ、マーケティングの本質は顧客主導で問題解決する方法と同じです。
問題解決の本質は下記記事でも紹介しているため、もしよかったら読んでみてください。

ゴールまでの最短設計
ユーザーが求めているゴールまでの最短設計ということです。
求めていない情報まで記載しないようにする必要があります。
これは結構ありがちですが、ユーザーが求めていない情報が最初に記載されているブログとかよくみますよね。
具体的には、「〇〇のやり方」で調べた時に「〇〇とは」みたいな文章が最初にくる記事などです。
ブログ記事なども結論ファーストでユーザーが求めている情報に最短で辿り着くようにしましょう!
私も結論ファーストに書いていたところ、2018年から2021年ほどまでは「ヘッドセット オススメ」などでSEO1位に掲載されていました。
ただ、企業ドメインが優先されるようになってからは5番目くらいに順位が落ちてしまいました。。。
とはいえ、結論ファーストの方がブログなども上位に表示される傾向にあるようです。
そのため、マーケティングにおいて商品ページなどで無駄に製品説明などを長く記載するのはやめた方がいいです。
結局のところ、ユーザーが求めていない情報はマーケターの自己満でしかありません。
客観的にみて必要な情報かを判断して記載するか決めた方がいいと思います。
このように、ゴールまでの最短設計でマーケティングを行いましょう!
目的を明確にする
マーケティングにおいて施策の目的を明確にすることが大切です。
認知を得たいのかCVに繋げたいのかなど、施策のゴールをしっかりと設定する必要があります。
全てを一つの施策で完結しようとしてはいけません。
例えば、メルマガでCVに繋げるためではなく、認知を得ることを目的とします。
その際は、配信時にメルマガの件名に商品名を毎回入れて、商品説明をあまり入れないなど一貫性のある動きが必要になります。
メルマガでも一貫性がないと、商品名も機能もユーザーの印象に残らなくなってしまいます。
結局のところ、施策で何をメインで伝えたいのかがはっきりしないとユーザーには意図が伝わりません。
私もブログを始めた頃は文章量を増やすために、いろんな情報を記事に盛り込んでいました。
しかし、それだと網羅的な情報が薄い記事になってしまいました。
そうすると、ユーザーが知りたい情報が載っておらず、直帰率も高くなり、SEOもかなり低かったです。
Googleもおそらく、そういった網羅的な記事では順位を低くするような設計になっているような気がします。
このように、何を伝えたいのか明確にしないとユーザーにも響きません。
そのため、まずはマーケティング施策で何をしたいのか明確にすることが大切です。
今回はマーケティングの本質の部分を軽く紹介しましたが、本書ではBtoBからBtoCまでシーンに合わせたマーケティングが詳しく記載されています。
そのため、マーケティングに携わる人は一度読んで見ることをオススメします!

これからのこの本を読もうとしている人に

今から「ブランデッドエンターテイメント お金を払ってでも見たい広告」を読もうとしている人は電子版がオススメです。
というのもこの本はめちゃくちゃ分厚いです。w
だから「kindlepaperwhite」など専用の電子書籍リーダーを買うとストレスなく読むことができます。
私はいつも通勤時間に読書しているのですが、バックに入れて持ち運ぶとボロボロになってしまいます。。
そのため、これからこの本を買おうか考えている人には電子版をオススメします。

