細田守監督の「竜とそばかすの姫」感想

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  • これから「竜とそばかす姫」をみようとしている人
  • 「竜とそばかす姫」の感想を知りたい人
  • 映画が好きな人

最近、CMでよく見かける細田守監督の最新作、「竜とそばかす姫」という映画をみました。

そこで今回は「竜とそばかす姫」の感想を書いていきたいと思います。

レビュー

この映画の評価
総合評価
 (1)

「竜とそばかす姫」をみる

概要

「サマーウォーズ」「未来のミライ」の細田守監督が、超巨大インターネット空間の仮想世界を舞台に少女の成長を描いたオリジナル長編アニメーション。高知県の自然豊かな田舎町。17歳の女子高生すずは幼い頃に母を事故で亡くし、父と2人で暮らしている。母と一緒に歌うことが大好きだった彼女は、母の死をきっかけに歌うことができなくなり、現実の世界に心を閉ざすようになっていた。ある日、友人に誘われ全世界で50億人以上が集う仮想世界「U(ユー)」に参加することになったすずは、「ベル」というアバターで「U」の世界に足を踏み入れる。仮想世界では自然と歌うことができ、自作の歌を披露するうちにベルは世界中から注目される存在となっていく。そんな彼女の前に、 「U」の世界で恐れられている竜の姿をした謎の存在が現れる。主人公すず/ベル役はシンガーソングライターとして活動する中村佳穂が務め、劇中歌の歌唱や一部作詞等も務めた。謎の存在「竜」の声は佐藤健が務めた。ベルのデザインを「アナと雪の女王」のジン・キムが担当するなど、海外のクリエイターも参加している。

映画.com

キャスト

役名名前
すず/ベル中村佳穂
しのぶくん成田凌
カミシン染谷将太
ルカちゃん玉城ティナ

感想

注意

ネタバレを含みます。

「竜とそばかす姫」をみた感想は「ナニコレw」でした。

私は会社の後輩が良かったですよ!と言っていたため、観に行ったのですが、どこがよかったのか何もわかりませんでした。

久しぶりに映画館でお金もったいなかったって思った作品です。

強いてよかった点を挙げるとしたら「雰囲気」です。w

褒められるところは雰囲気だけ

終盤の泣かせにくるみんなで大合唱みたいなシーンがあるのですが、そこの演出と歌だけはよかったです。

ストーリーは何一つ響きませんでしたが、うるっとしました。w

ただ、これは主人公のすずを演じている中村佳穂さんの歌唱力でなんとかなっているだけです。

中村佳穂さんは本当に綺麗な歌声で感動します。

そのため、この声を聞くためにIMAXでみてもいいかもしれません。

(ちなみに私はIMAXでみました。)

とはいえ、歌に関してはいいのかとよくわかりません。w

なんか独特な感じで民謡というかJ-popというかと言った感じです。

興味があったらサントラとか買ってみてもいいと思います。

まあ、よかった点は以上となります。w

そして悪かった点ですが、書き始めたら止まらないレベルです。

まず1つ目がストーリーです。

意味不明なストーリー

マジで意味不明なストーリーでした。

映画って大体伝えたいメッセージやストーリーの結末までの過程を描くものだと思います。

ただ、この映画については観終わった後に、何が伝えたかったのか、ストーリーはあったのか意味がわかりませんでした。

そのため、冒頭で述べた「ナニコレw」が率直な感想な訳です。

この映画は「U」という仮想空間と現実のギャップを描いていると思うのですが、それぞれの題材が絞りきれていません。

特にラストシーンの虐待されている子供を助けに行ったシーンでも一時的に助けただけでハッピーエンド感は全くありません。

そのため、「わざわざ子供に会いに行って何して帰ってきたの?」って感じです。

他にも「女子高生を1人で虐待現場の東京まで行かせますか?」や「ライブ配信でブチギレていた父親がその場で殴りもせず、子供を外出させますか?」といった「ん?」ってなる箇所が多すぎます。

コメディやハッピーエンド系の映画だったら細かいところは気にしませんが、切羽詰まった演出でこれはキツすぎます。

前回紹介した「新感染半島 ファイナル・ステージ」のような違和感を随所に感じました。

そして、ストーリーに加えて世界観も意味不明です。

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世界観も意味不明

「美女と野獣」+「サマーウォーズ」足して10で割ったような世界観です。

どちらのいいところも活かせず、仮想空間の設定も全く活かせず本当にいいところ何もなしでした。

特に仮想空間「U」だと全く別の自分になれると謳っていたにも関わらず、合唱団体に身バレしていて意味不明です。

この仮想空間で身バレ=「死」みたいな意味合いだと思います。

というのも、仮想空間の警察ジャスティスが身バレ光線を持っていたり、現実世界で犯人探ししたりしていますよね。

つまり、もう一つの世界では生きていけなくなるということを意味していると思います。

しかし、なぜか友人や友達にバレているって世界観が破綻しているとしかいえないと思います。

Twitterやってて裏垢が連絡先の共有でバレちゃったくらい軽いノリで意味不明です。

また、現実世界もインタビューするシーンでは海外なのか日本なのかよくわかりません。

日本語でインタビューしているのですが、相手は明らかに日本人じゃなかったり。。。

仮想空間でのインタビューなら自動翻訳など辻褄があったのですが、設定を活かしきれていません。

いろんな人がライブ配信垂れ流しっていうのものよくわからない世界観がよくわからないです。

そして、ライブ配信の映像が日本の感じではなく、虐待されている子供は外国の方だと思っていました。

本当に世界観が意味不明です。そして、最後に人間関係が意味不明です。

人間関係やバックグラウンドが意味不明

こんなに登場人物いりました?

無駄な登場人物多すぎて意味わからないです。

主人公と関わりの薄いモブキャラたちの恋愛入れる必要ありましたか?

特に不快だったところは、最後の方で主人公が仮想空間上で素顔を出すところです。

親友が「私たちが積み上げてきたものが全てなくなるんだよ?」っていうシーンは納得できませんでした。

親友のプロモーションのおかげもあったと思うけど、一番は綺麗な歌声があったからですよね。

それを仮想空間上のビジュアルがなかったら売れないと確信している感じが意味不明です。

本当に仲がいいなら素顔で歌を披露するという親友の決断を最後は受け入れて応援してやれって感じです。

にも関わらず、素顔が後悔されるシーンでは「うわー」と嘆いているだけ。

そんなやつなら最初から出さない方が良かったです。

他にも主人公が現実世界で歌を歌うと吐いてしまう設定などよくわからなかったです。

歌を歌っていた時は楽しかった時の思い出だからというのはわかりますが、吐いて歌えないってなんですか。

無理矢理仮想空間「U」だから歌えるみたいな演出いらないと思いました。

ここまでたくさん微妙だった点を書いてきました、本当にまだまだたくさんあります。

書ききれないのでここまでにしますが、このように、ストーリーから世界観、登場人物に至るまで意味不明です。

自分の名声を過信したのかわかりませんが、もし次回作るのであればちゃんとした作品を制作してほしいと思います。

正直、映画館でみる価値はありません。みるのであれば、アマゾンプライムビデオやU-NEXTで配信されるまで待っていいと思います。

この酷さをより早くみてみたい人はぜひ映画館に足を運んでみてください。

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