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- 杉本 貴司さんの「ユニクロ」を読んだ人
- ユニクロについて詳しく知りたい人
- 本が好きな人
2020年に「ユニクロという名の破壊的イノベーションに立ち向かう」という記事を書きました!
当時ユニクロが徐々に力をつけ始めていた頃で、なぜユニクロが躍進したのか考えていた記事です。
それから4年近く経って最近「ユニクロ」という本が出版されたので、内部ではどのようなことを考えて実行してきたのか知りたくなって読んでみました。
そこで今回は、杉本貴司さんが書いた「ユニクロ」の感想を書いていきたいと思います。
【ファッション】ユニクロという名の破壊的イノベーションに立ち向かうレビュー
概要
これぞ決定版!
圧倒的な筆力で描き出す、迫真のノンフィクション!!さびれた商店街でくすぶっていた青年が「ユニクロ」という金の鉱脈をつかむまでの知られざる暗黒時代。
製造小売業(SPA)への挑戦。東京進出とフリースブームの到来。
集まる仲間たちと、古参社員との別れ。
苦戦する海外展開。ブラック企業批判。
そして、情報製造小売業への進化。
柳井正と、その夢に惹かれた同志たちの長き戦いをリアルに描き出す。「ユニクロはどうやってここから生まれたのか。
引用:Amazon
地方のさびれた商店街の紳士服店は、なぜ世界的なアパレル企業になりえたのか。
本書では、その謎をひもといていくことを目的とする。
では、その歩みから何が見えてくるのだろうか。
現代を生きる我々に何を教えてくれるのか。
私が見つけたのは『希望』である。
この国に存在する名もなき企業や、そこで働く人たちにとって希望になるであろう物語である。」
――本文より
感想
やっぱり、ユニクロ(ファーストリテイリング)の柳井正さんはすごいなぁと思いました!
柳生さんの幼少期から現代までを網羅してそれまでの成功と失敗を包み隠さずに教えてくれる一冊です。
成功した時や失敗した時になぜそうなったのかまで考えられる要因なども入っていてとてもためになります。
本書を読んだらユニクロが世界的な企業には柳生さんの手腕によってなるべくしてなったと思いました!
常に高い目標を持ち、情報収集も欠かさず、自分で解決できない箇所は最適な人材を獲得に自ら行動する。
相手にはしっかりとストレートに考えを伝える。
今までたくさんの経営者の書籍を読んできましたが、経営者は自ら動けることが重要だと再認識しました。
本書で柳生さんのセリフですが、経営者とサラリーマンは視座がやっぱり違うなぁと感じます。
『このままじゃ倒産する』と思って胃がキリキリと痛むんですよ。
経営者というのは、それでも考え続けるんですよ。
私もサラリーマンを辞めて個人で事業を行なった時に資金が日に日になくなっていってストレスで禿げるかと思った経験があります。
でもその状況下で考え続けられなかったから、自分はうまくいかなかったのかなと身に沁みました。
柳生さんはそんな中でも考え続けられる人間だからこそ、ユニクロではなくても成功できたはずです。
そういう意味でユニクロの成功はなるべくしてなったんだなと思います。
また、本書では柳生さんの成功にばかり目が行きがちですが、柳生さんを支えた面々もさすがだと思いました。
特に浦利治さんと岩村清美さんがすごいと思いました。
二人は、ユニクロと柳生さんをずっと支えてきた古参社員です。
彼らが成長していくユニクロについていけないと判断して自ら会社を辞める決断をするのは驚きました。
もし自分が急成長している企業で役員クラスだった時に、そんな選択をできるとは思いません…
多分しがみついてしまうのではないかと思います。
その中で大切な会社だからこそ、会社にとってベストな選択できるのがすごいと思いました。
私も自分がいいポストだったとしても、そのポジションにしがみつかないような人間になりたいと思います。
やっぱり会社を変えていかないといけないと思ったんです。
一番変えないといけないのは人だと思いました。
人を変えないとこれ以上成長はできないと。それなら自分はもうお役御免です。
正直に言えば、ついていけなくなると思いました。それは自分が一番よく分かっていましたから
柳生さんもそう言われた時に、「僕もそう思います。」と言えるところが生粋の経営者だと感じます。
もちろん、断腸の思いだったと思いますが、会社にとって重要なことを考えられるのが流石だと思います。
柳生さんが優秀なのはもちろん、登場人物全員すごい人ばかりで驚かされます。
私の目標であるファーストリテイリンググループはかっこいい企業だと改めて実感しました。
私も柳井さんはもちろん、浦さんと岩村さんのようなかっこいい社会人になれるように引き続き頑張っていきます。
本当に読んでよかったと思います。
ぜひみなさんも読んでみてください!
これからのこの本を読もうとしている人に
今から「ユニクロ」を読もうとしている人は電子版がオススメです。
「kindlepaperwhite」など専用の電子書籍リーダーを買うとストレスなく読むことができます。
私はいつも通勤時間に読書しているのですが、バックに入れて持ち運ぶとボロボロになってしまいます。。
しかし、「kindlepaperwhite」なら本もボロボロにならず、持ち歩きが楽です!
そのため、これからこの本を買おうか考えている人には電子版をオススメします。