【自ら落ちる勇気】デクスター・フレッチャー監督の「ロケットマン」感想

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映画「ロケットマン」を観てきました。

レビューと感想書いていきます。

こんな人にオススメの記事です。
映画「ロケットマン 」に興味を持っている人

レビュー

この映画の評価
総合評価
(4.0)
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概要

グラミー賞を5度受賞したイギリス出身の世界的ミュージシャン、エルトン・ジョンの自伝的映画。並外れた音楽の才能でまたたく間にスターへの階段を駆け上がっていった一方で、様々な困難や苦悩にも満ちたエルトン・ジョンの知られざる半生を、「ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」や「ロケット・マン」など数々のヒット曲にのせたミュージカルシーンを交えて描いていく。イギリス郊外の町で両親の愛を得られずに育った少年レジナルド(レジー)・ドワイトは、唯一、音楽の才能には恵まれていた。やがてロックに傾倒し、ミュージシャンを目指すことを決意したレジーは、「エルトン・ジョン」という新たな名前で音楽活動を始める。そして、後に生涯の友となる作詞家バーニー・トーピンとの運命的な出会いをきっかけに、成功への道をひた走っていくが……。日本でも社会現象となった大ヒット作「ボヘミアン・ラプソディ」で、降板した監督に代わり映画を完成させたデクスター・フレッチャーがメガホンをとり、「キングスマン」シリーズのマシュー・ボーンが製作を担当。同じく「キングスマン」シリーズでブレイクしたタロン・エガートンがエルトン役を務め、吹き替えなしで歌唱シーンもこなした。エルトン・ジョン本人も製作総指揮に名を連ねている。

引用:映画.com

キャスト

 

役名 名前
エルトン・ジョン タロン・エガートン
バニー・トーピン ジェイミー・ベル
ジョン・リード リチャード・マッデン
アイヴィー ジェマ・ジョーンズ

感想

注意

ネタバレを含みます。

「ボヘミアン・ラプソティー」に似ている」

最初に思ったことが「ボヘミアン・ラプソティー」と似ているということです。

人気ロックスターは、「酒・金・ドラッグ・同性愛・強欲マネージャー」で出来ているのかというほど、エルトン・ジョンとフレディー・マーキュリーの人生は同じでした。

貧乏人から大富豪になりあがり、酒やドラッグに溺れ、同姓愛で歩み寄ってくるのは強欲マネージャー(クイーンのマネージャーと同じ)、最後はハッピーエンド。

この作品はおそらく「ボヘミアン・ラプソティー」と比較されることが多いと思います。

そして、残念なことに世間的には「ボヘミアン・ラプソティー」ほどヒットしていないように思います。

ただ、ストーリーは似ていますが、「ボヘミアン・ラプソティー」と異なる点もあります。

ミュージカル要素を追加

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この映画が「ボヘミアン・ラプソティー」と大きく異なる点はミュージカル調であるということです。

「ボヘミアン・ラプソティー」はライブシーンのように音楽が使用されていましたが、「ロケットマン」は音楽がかかる度に踊りだすミュージカル形式です。

私はミュージカル系の映画が好きなのでその点はすごく気に入っています。そして、何より音楽がとてもいい。

私はほとんどエルトン・ジョンの曲を聴いたことがありませんでしたが、「your song」を聴いたら鳥肌が立ちました。

また、見終わった後知ったのですが、俳優のタロン・エガートンが歌っていたのを知って驚きました。

「ボヘミアン・ラプソティー」同様口パクだと思っていました。

歌って、踊れて、演技も出来る能力の高さ、さすがです。

とりあえず、熱狂さめあらぬうちにオリジナルサントラCD買いました。

最後に「ロケットマン」ことエルトン・ジョンの人生について書きたいと思います。

ロケットマンの人生について

アメリカでのデビューという大きな花火を打ち上げてから、自分では降りることが出来なくなって苦悩する「ロケットマン」の人生。

周りが期待する自分を演じ続けて自分を見失ってしまう悲しい物語でした。

地位や名声を手に入れても「愛」だけが手に入れず、愛に飢えてしまって狂っていく。

その狂った状態から自分自身で立ち直ることはとても難しいと思います。

なぜなら自分を客観的に見ることは自分の粗探しをするようなことなので

スターになってしまうと自分が正義のようにちやほやされますからね。

でも、その状態から立ち直るエルトン・ジョンはスター心のどこかで自分を変えないといけないというのを分かっていたから出来たのだと思います。

見方を変えればエンジンが動かなくなり、落ちてしまったともいうことも出来るかも知れません。

それでも、空中分解しなかったのはやはり、友人であるバーニーの存在が大きいと思います。

(同性愛が認められていない時代に)同性愛を打ち明けても、どんなに自己中心的な振る舞いをしても気にかけてくれる友達と出会えたことがエルトン・ジョンにとって人生を大きく左右しましたね。人間一人では生きてないものなのですね。

自分も友人を大切にしようと思います。そして私は環境に恵まれているということも忘れてはだめですね。

世の中には、理不尽に暴力を受けたり、捨てられたりしている人がいる中で、伸び伸びと生きていることが出来る自分の環境は親や友人たちに感謝しなければいけないと思いました。

でも、これだけのストーリーとメッセージ性がありながら「ボヘミアン・ラプソティー」に及ばなかった理由は一つだと思います。

ボヘミアン・ラプソティーを超えられない理由

私が思うに理由は一つだと思います。「爽快感」がないからだと思います。

「ロケットマン」ことエルトン・ジョンの人生をミュージカル調で追っていく映画というコンセプトはすごく良かったと思います。

しかし、マネージャーが得しかしていない点や家族に結局受け入れられないというどこか消化不良な感じで終わってしまうことが「ボヘミアン・ラプソティー」に届かない理由だと思います。

届かないといっても「ボヘミアン・ラプソティー」が異常だったので仕方ないと思います。

「ロケットマン」も十分オススメなのでぜひ見てみてはいかがでしょうか。

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