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- 企業の将来性について学びたい人
- 「イノベーションのジレンマ」を読んだ人
- ビジネス書に興味がある人
最近、転職をして企業の将来性についていろいろ考えています。
企業の将来性を知る上で何かいい本がないかと探していたときに丁度この本に出会いました。
クレイトン・クリステンセンの「イノベーションのジレンマ」です。
今回はこの本の感想について書いていきます。
レビュー

概要
「偉大な企業はすべてを正しく行うが故に失敗する」
業界トップ企業が、顧客の意見に耳を傾け、新技術に投資しても、なお技術や市場構造の破壊的変化に直面した際、市場のリーダーシップを失ってしまう現象に対し、初めて明確な解を与えたのが本書である。
著者、クリステンセン教授が掲げた「破壊的イノベーションの法則」は、その俄に信じがたい内容にも関わらず、動かしがたいほどに明晰な事例分析により、米国ビジネスマンの間に一大ムーブメントを引き起こした。
この改訂版では、時代の変化に基づく情報更新と破壊的イノベーションに対応するための組織作りについて、新章が追加されている。引用:Amazon
本を読んだ感想

「イノベーションのジレンマ」を読んだ率直な感想は2つです。
「めちゃくちゃ難しい」と「めちゃくちゃタメになる」です。
小学生みたいな感想でごめんなさい。w
じゃあ具体的にどんなことがわかるのかと言うと、破壊的イノベーションの見つけ方や対応策などです。
そのため、この本は経営者や経営に関わるような人たちにオススメの一冊です。
簡単に内容についてもふれたいと思います。
私からこの本から学んだ主な3つのことは以下の通りです。
- 破壊的イノベーションのマーケティング
- イノベーションの市場ニーズ
- 大企業でイノベーションが起きない理由
破壊的イノベーションマーケティング
破壊的イノベーションは普段の市場から離れたところにニーズがあるためマーケティングできません。
それは、顧客が求めているニーズ外で最初生まれるためです。
というのも、最新技術は狙っている市場では求められるほどの性能を持っていないためです。
そのため、最初にニーズが生まれるのは想定している業界とは別の部分になるため、マーケティングできません。
それにより、破壊的イノベーションの場合は資金にも余力を残しておかなければ、ニーズのある市場にたどり着けないかもしれないのです。
つまり、破壊的技術は素晴らしいものでもそのニーズを探し出せなければ破壊的イノベーションは起こせないということです。
この部分は、私も常日頃から常識に囚われずに大きな枠組みで物事を捉えるようにしようと思いました。
そして次に、性能の供給過多が起きると、性能→信頼→利便性→価格で推移するということです。
イノベーションの市場ニーズ
イノベーションの市場ニーズは「性能→信頼→利便性→価格」と推移します。
最初は性能、次に信頼、そして利便性、最後に価格です。
どんなイノベーションでも最後は価格での競争が強いられます。
同じような商品が2つ並んでいたら安い方を選びますよね。
まあ、最後の価格はわかりますが、それまでの過程はあまり考えたことがなかったため学びになりました。
「性能→信頼→利便性→価格」と推移していることが分かれば市場の将来性も把握できますよね。
私もせどりなどでものを売ったりしているので、しっかりと覚えておこうと思います。
そして最後に学んだことは、大企業でイノベーションが生まれない理由です。
大企業でイノベーションが生まれない理由
大企業でイノベーションが生まれない理由は大企業の意思決定プロセスにあります。
イノベーションは最初、大企業では取り扱わない市場で収益性の低い市場で生まれるためです。
大企業では安定を好む傾向にあるため、わざわざ収益性の低い市場で戦いません。
そのため、リスクを避けるという意味でも大企業ではイノベーションが生まれないのです。
しかし、大企業でもイノベーションを成功させる方法があります。
それは、完全なる独立子会社を作ることです。
そうすることで、大企業の意思決定プロセスを挟まないため、イノベーションを生むことができます。
このように「イノベーションのジレンマ」を読むことで企業のイノベーションについて知ることができます。
そのため、特に大企業の上層部やマーケティングに関わるひとに読んでもらいたい一冊です。
この一冊を読むことで会社とあなたの将来が大きく変わること間違いなしです。

これからのこの本を読もうとしている人に

今から「イノベーションのジレンマ」を読もうとしている人は電子版がオススメです。
というのもこの本はめちゃくちゃ分厚いです。w
だから「kindlepaperwhite」など専用の電子書籍リーダーを買うとストレスなく読むことができます。
私はいつも通勤時間に読書しているのですが、バックに入れて持ち運ぶとボロボロになってしまいます。。
そのため、これからこの本を買おうか考えている人には電子版をオススメします。
