【不幸は皆背負っている】ドリアン助川さんの「新宿の猫」感想

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はじめてレビュー記事を書きます。

記念すべき第一回目のレビュー記事はドリアン助川さんの著書「新宿の猫」です。

レビュー

この本の評価
総合評価
(5.0)

あらすじ

構成作家の卵である「ボク」は明日の見えない闇の中でもがいていた。そんなある夜、ぶらりと入った新宿の小さな居酒屋で、野良猫をかわいがる「夢ちゃん」という女性店員に出会う。客には不愛想だが不思議な優しさを秘めた夢ちゃんに「ボク」はしだいに惹かれていく。ふたりは猫についての秘密を分け合い、大切な約束をするのだが――。生きづらさを抱えた命が伝え合う、名もなき星のような物語。

引用:Amazon

 

感想

社会でうまくいっていない人や今の生活に不満がある人に響く作品です。

何事もうまくいっていないときに「自分はなんて不幸なんだ」のような

考え方を一度は考えたことがあると思います。

それぞれが不幸を背負っている

しかし、不遇なのは自分だけではなく、みんな何かしらの辛い過去を背負っていたり、

重いものを背負って生きているということを感じさせてくれます。

読破後には「おし!頑張ろう!」というような気持ちになります。

また、私は平成生まれで昭和の世界観がいまいちピンとこない世代ですが、

情景が分かりやすい表現でとても伝わりやすかったです。

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