どうも、ゼロから始めるマンです。
最近、ファッションのD2Cを行っている企業に転職しました。
D2Cの企業へ転職したため、巷で話題の『D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略』を買いました。
ということで、今回は『D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略』の感想とレビューを書いていきます。
レビュー
概要
D2Cは、単なる「中抜き」ではない――。その本質は「顧客との関係性の変化」にこそある。
「ストーリーテリング」×「テクノロジードリブン」
「ビジネスのルールを書き換える2つの潮流をかけ合わせた、今投資家が最も注目するビジネスモデルの全貌と、立ち上げの具体論!◎こんな人にオススメ
・単なるノウハウではなく「なぜ、今D2Cが受け入れられるのか」?の社会的背景をきっちり理解したい人。
・ブランディング、マーケティングなど「人が何に価値を感じるか」全般に興味がある人
・小売、ブランドの未来が知りたい人
・旧態依然とした業態の「デジタルトランスフォーメーション」に興味がある人
・D2C型の新規事業を検討している人
・ファッション業界、アパレル業界で新しいブランドを立ち上げたい人◎D2Cとは何か
D2Cとは、顧客と直接つながり、より深い関係性を構築する新しいブランドのあり方のことである。
ウェブから商品を送る、単なる中抜きビジネスではない。D2Cとは、世界観とストーリーテリングを武器とする、新しい競争優位の構築である。
伝統的なブランドのように、機能やモノのよさとだけを売りにしない。D2Cはテック企業であり、メディア企業でもある。
単なるものづくりが得意なメーカーではない。◎なぜ、投資家はD2Cに注目するのか
・投資家はテクノロジー産業に注目してきた。しかし、産業の規模は「非テクノロジー産業」のほうがはるかに大きい。
・巨大な「非テクノロジー産業」、特に小売は長らく旧態依然としたビジネスモデルを維持してきた。ここをテクノロジーでディスラプトするのがD2C
・小売産業は初期投資が重たく、また新興ブランドが指数関数的な成長を目指すのは難しかった。しかし、D2Cは、創業1〜2年目で100億円を超える急成長も可能である。D2Cとは、単なるいちビジネスモデルではない。ブランドと顧客の関係性を不可逆に変えてしまうほどのインパクトを持った「時代の象徴」だ。
将来的に、小売の歴史は、「D2C 以前」、「D2C 以降」と分類されて語られることになるだろう――。引用:Amazon
感想
結論から言うと、『D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略』はD2Cの教科書だと思います。
この本を読めば、D2Cビジネスの基本がわかります。
とりあえず、D2Cビジネスに関わっている人は読んだ方がいいと思います。
この本から学べることは以下の通りです。
- D2Cビジネスの基礎
- D2Cビジネスで大切なこと
- これからのビジネスについて
上記のようなD2CビジネスについてとD2Cで成功している企業も知ることが出来ます。
上記で書いたそれぞれの詳細は以下で紹介します
D2Cビジネスの基礎
D2Cビジネスのメリットやビジネス戦略についてもわかりやすく説明してくれます。
メリットは簡単に言うと、中間マージンを省けることです。
仲介業者を省くことで無駄な手数料が掛からなくなることで、価格を安くすることができます。
このようにD2Cビジネスモデルは類似商品と比較すると比較的安価に提供する企業が多いです。
また、ビジネス戦略は基本的にはユーザーとの対話です。
本書で「コト付きのモノ」と表現しています。
もの自体にストーリーをつけることによって世界観を売るようなことが基本的な戦略になります。
これらのようなD2Cビジネスの基礎を理解することができます。
また、私も以前D2Cについて記事を書いているため、そちらも読んでみてください。

次にD2Cビジネスで大切なことについて書いていきます。
D2Cビジネスで大切なこと
D2Cビジネスで大切なことは先ほどのビジネス戦略にかぶる部分ですが、「顧客との対話」です。
顧客とのコミュニケーションをすることで企業との距離が近くすることが大切です。
簡単に言うと、カスタマーサクセスが重要ということです。
近年は顧客の自己実現マーケティングと言われており、カスタマーサクセスを上げることで売り上げに繋がると言われています。
そして、カスタマーサクセスを上げることで口コミなどがよくなりNPSと言われる他人に推奨する値も上がります。
そのため、D2Cビジネスで大切なことは「顧客との対話」です。
最後に、これからのビジネスについて書いてあったのでそれについて紹介します。
これからのビジネスについて
これからのビジネスはどんどん進化し続けると言うことです。
今はD2Cが流行っていますが、今後はどんどん新しいビジネスモデルが展開されていきます。
そのため、今後もずっとD2Cビジネスが最新のビジネスモデルだと思い込まずにトレンド感度をあげておく必要があります。
ITが普及してからビジネスはすごいスピードで進化し続けており、ビジネスのスパンが短くなっています。
最近では大企業と言われる企業も次々と終身雇用を守れなくなったり、進化のスピードについていくことができなくなっています。
そのため、D2Cのビジネスモデルが最新だと思わずにトレンド感度を高めて新しいビジネスモデルを考え続けた方がいいです。
とは言ってもあと数年はD2Cがトレンドなビジネスモデルなので、最新ビジネスモデルを理解するためにも本書を読んだ方がいいと思います。
