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ファッションというと服のデザインやブランドでおしゃれと判断する人がいます。
しかし、重要なのは服に対する「信念」だと私はずっと言ってきました。
ただ、好きなものを着ているだけでは周りの人々を魅了することはできません。
でも世の中には好きなものを着ているだけなのにかっこよく見えたり、道端を歩いていてスナップ写真を撮られたりする人がいます。
それは顔がかっこいいからとか美人だからというわけではありません。
好きなものを着て周りを魅了している人たちには共通点があります。
それは「色」の魅せ方を知っているということです。
これはファッションのみならず、デザインなどさまざまな分野で活用できます。
そのため、「色の魅せ方」を紹介しようと思います。
はじめに
色には基本となる3原色に加えて、色をより詳細に表すために3属性というものが存在します。色の組み合わせを知る上でこれらはある程度必要な知識なので以下で簡単に説明します。
三原色
これは色を表現するための基本色のことです。
三原色といっても2つ種類があります。
これらの色を混ぜることによって全ての色を表現することができます。
色の三原色
- C(Cyan:シアン)
- M(Magenta:マゼンタ)
- Y(Yellow:イエロー)
光の三原色
- R(Red:赤)
- G(Green:緑)
- B(Blue:青)
色の三属性
白、黒、灰色以外の全ての色は、以下の3つの要素を含んでいます。
- H 色相(Hue)
- S 彩度(Saturation)
- B 明度(Brightness)
これを色の三属性といいます。
マンセル方式では以下のように表します。
- H 色相(Hue)
- C 彩度(Chroma)
- V 明度(Value)
色相
赤、青、黄などの色そのものを表しています。
これに「肌色」などの知覚情報による色は含まれません。
また、色相をもつ色を有彩色,もたない色(白,灰,黒)を無彩色といいます。
色相は数量的には主波長というもので表されます。
彩度
色の澄んだ度合(鮮やかさ)を表しています。
スペクトル色に近いほど彩度が高いです。
また、混合全体に対する単色光の割合で表されるものを純度といいます。
明度
色の明るさを表しています。
反射率100%の白色の面の明度を10として、0〜10の数値で表示されます。
無彩色は明度だけをもっており、黒〜灰〜白の順で明度が高くなります。
有彩色でも色相によって同じ色相の色でも明度に差があります。
色相環とは
上記のように色相の変化を順序立てて円環にならべたものです。
カラーホイールまたはカラーサークルとも呼ばれ、色を組み合わせるための基本的なツールです。
基本的には三原色が用いられますが、ほかの色でも色相環を用いることによって配色効果がわかる仕組みになっています。
ほかにも、黄色と赤色を混ぜると間のオレンジ色になるなど色の出し方もこれにより理解することができます。
では、どのようにすれば色の組み合わせを理解することができるのかというと色相環の「カラースキーム」で知ることができます。
カラースキームとは
色相環をもとにした色の組み合わせの基本的なルールです。
そのいくつかのルールについて紹介していきたいと思います。
補色色相配色
色相環上で向かい合う2色を使用するカラースキームです。
黄色と紫色、青色と橙色、赤色と緑色などの組み合わせがあります。
このカラースキームははっきりとしたコントラストが生まれます。
そのため、何かを目立たせたい場合に使用するとよいです。
片方の色を背景として、もう一方の色をアクセントとして使用するのがよいです。
また、このカラースキームには他にも明色と暗色を活用する方法もあります。
例えば、明度の高い黄色と明度の低い紫色などがあります。
分裂補色配色
色相環上で3つの色を使用するカラースキームです。
1つの色とその補色と隣り合う2つの色が使われます。
黄色、青紫色、赤紫色などの組み合わせがあります。
このカラースキームはコントラストの強い色を使用しますが、
補色色相配色ほど正反対の色ではないため失敗しにくいです
そのため色使いがわからない初心者の方にオススメです。
類似色相配色
色相環上で隣り合う3色を使用するカラースキームです。
黄色、黄緑、黄みの橙などの組み合わせがあります。
このカラースキームは類似色の明度の違いを重視することでやさしい印象を与えることができます。また、複数の色相を使用すると主張が激しくなるため、暖色と寒色の組み合わせは避けるようにしましょう。
3色配色
色相環上で等間隔の位置にある3色を使用するカラースキームです。
黄色、青、赤などの組み合わせがあります。
このカラースキームもコントラストの強いカラースキームですが、バランスがとれているため派手な色合いでも色が喧嘩することはありません。
上手に組み合わせるためには、1つの色をメインに使用して、残りの2色でアクセントとして使用することです。
4色配色(二重補色色相配色)
色相環上で補色色相配色である2色の組み合わせを2つ用いた合計4色を使用します。
黄色と紫と青と橙などの組み合わせがあります。
このカラースキームは4色ということもあり、バランスをとるのがもっとも難しいです。
そのため、色の組み合わせを理解してきたら使用してみるはいかがでしょうか。
平方配色
色相環上で均等に配置されている4色を使用します。
緑、赤、青、橙などの組み合わせがあります。
このカラースキームは4色正方形の配色は長方形に似ていますが、
4色すべてがカラーサークルの周囲に均等に配置されています。
正方形の配色は、1つの色を優先させると最も効果的です。
あなたはまたあなたのデザインの暖かい色と冷たい色のバランスに注意が必要です。
まとめ
今回は色の種類と組み合わせなど色の魅せ方について説明しました。
これを機に好きなものを着るだけではなく、色合いを気にして周りを魅了することができる着こなしを考えてみてはいかがでしょうか。
また、この色の組み合わせ方はファッションのみならず、デザインなどさまざまな場面でも活用できる機会が多いため基礎を学んでおいて損はないはずです。
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