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今回はロルフ・ドベリさんの著書「Think Clearly」の感想を書きます。
レビュー
あらすじ
■複雑な世界を生き抜くための、鮮明なる指針!
この複雑な世界を生き抜くために、
私たちは、何を指針にすればいいのか?
「よい人生」とはいったいどういうものなのか?古代の伝統的なモデルから最新の心理学研究の結果、
ストア派をはじめとする哲学や、バリュー投資家の思考まで、
膨大な研究結果をひもときながら、
「よい人生」を送るための52の思考法を本書で明らかにする。■世界29か国で話題沸騰!
『シュピーゲル』ベストセラーランキング1位!スイスのベストセラー作家がまとめた本書は、
ドイツで25万部を突破し、
世界29か国で翻訳されたベストセラー。
ドイツをはじめ世界中から、絶讃の声が多数寄せられている。「一度手にしたら、あなたは二度と手放せなくなる」
――テンリー・E・オルブライト
(マサチューセッツ工科大学共同イニシアチブディレクター・
ハーバード大学医学部名誉教授)
「どうすればよい人生を送ることができるか、驚くほど多くの助言を与えてくれている」
――ジェームズ・R・フリン
(ニュージーランド オタゴ大学名誉教授・フリン効果発見者)
「ただ普通に読むのではもったいない。一語一語、ゆっくりと味わうように読んでいる」
――フランク・エルストナー(テレビ司会者)
「ヨーロッパでもっとも才気あふれる思想家のひとりだ」
――マット・リドレー(ベストセラー作家)
「巧みでわかりやすく、とても説得力がある」
――ゲアハルト・シュレーダー(ドイツ元首相)多くの学術研究の裏づけにもとづいた、
人生が上向きになる「具体的なノウハウ」が満載。
強力な「思考の道具箱」をぜひ手に入れてほしい。引用:amazon
感想
ネタバレを含みます。
読み終えた感想はイマイチぱっとしないモヤモヤ感が残りました。
「よりよい人生とは何か」という答えはシンプルで「心の平静」という物事に感情を左右されないようになることはわかりました。
ただ、その方法が自分的にはピンときませんでした。
なんというか思考の道具の統一感がなくて話が入ってきにくい印象を受けました。
思考の道具というのは人生を豊かにするための考え方なのですが、その道具が52個もあるため範囲が広すぎるように感じます。
確かに、どれも大切な要素なのですが、もう少し抜粋して掘り下げたほうが良かったのではないかなと思います。
思考の道具が多すぎる
思考の道具は52個あります。思想は基本的に以下の3つに分類されます。
- 心理学研究
- ストア派哲学
- 投資家思考
この分類されている中の一つに焦点を当ててもいいかなと思いました。
先ほども言いましたが、思考の道具の範囲が広すぎて頭にスっと入ってきませんでした。
全体的にごちゃごちゃしていて、よりよい人生にするための方法が読破後に残りにくいです。
そのため、思考法の3つの分類を一つに絞って掘り下げてもよいと思いました。
ただ、記載されている52の思考法は心に平静をもたらすためによいことが書いてあると思います。
人生の幸せとは心に平静をもたらすこと
結局この本で言いたいことは、心の余裕を持つことです。
何事も考え方次第で幸せを感じることが出来るます。
自分の立場より上にいる人を探せば上には上がいます。
どこかで諦めなければ、人生の泥沼にはまってしまいます。
そんな泥沼にはまらないために思考の道具が必要です。
私はまだ人生を23年間しか生きていませんが、「心の平静」はとても大切だと思います。
社会にはたくさんのしがらみがある
容姿や学歴、勤め先、年収など社会にはたくさん観点から仕分けされます。
これらで縛れていると息苦しいです。社会人になって痛感します。
よりよい人生を生きるためには様々なしがらみから解放されることだと感じるようになりました。
それらから解放されるために私はプログラミングを勉強してフリーランスを目指しています。
ただ、本の中にも書いてあるように「よりよい人生とは」の最適解は誰にもわからないものだと思います。
その回答は人によって異なりますが、その回答に見つけるためにも思考の道具は大切だと思います。
皆さんもこれを機に「よりよい人生とは」ということについて考えてみてはいかがでしょうか。